Self-Repetition and East Asian Literary Modernity, 1900-1930

https://culturalanalytics.org/2018/05/self-repetition-and-east-asian-literary-modernity-1900-1930/ 近代東アジアの新しい文学として、日本には私小説、中国にはロマン主義小説がある。この2つは、自伝的であること、心理的語りが重要であること、新し…

Towards a Poetics of Strangeness: Experiments in Classifying Language of Technological Novelty

Towards a Poetics of Strangeness: Experiments in Classifying Language of Technological Novelty « CA: Journal of Cultural Analytics SFは見たことのない奇妙なものを見せてくれるジャンルである。この論文では、SFというジャンルの重要な要素である奇…

Topic Modeling, Epistemology, and the English and German Novel

https://culturalanalytics.org/2017/05/topic-modeling-epistemology-and-the-english-and-german-novel/ この論文は英語とドイツ語の小説のコーパスを用いて、トピックモデルによって小説の認識的トピックを分析している。 まずコーパス全体のトピックモデ…

Fictionality

フィクションの特徴とはなんだろうか? 何がフィクションとノンフィクションを分けるだろうか? その答えは当然いくつかの観点から考えられるが、この論文では用いられている単語からフィクションのフィクション性を計量している。 単語を様々なカテゴリに分…

The Life Cycles of Genres

今回から、一旦Stanford Literary Labから離れて、https://culturalanalytics.org/の論文を紹介していきます。 今日の論文はこちら https://culturalanalytics.org/2016/05/the-life-cycles-of-genres/ ジャンルの概念は難しい フランコ・モレッティはジャン…

Canon/Archive. Large-scale Dynamics in the Literary Field

今日も今日とてパンフレット11。 この論文ではまず、文学史的に高い評価を与えられた正典(canon)と、そうではない作品=アーカイブ(archive)の比較を行っている。正典に入る作品は、複数の作品リストを照らし合わせて決める。 権威と人気をそれぞれ縦横軸…

Loudness in the Novel

今回も同じくパンフレットから7番。 この論文では、小説における声のうるささ(loudness)という概念を取り扱っている。 まず対象の小説コーパスから会話を表す動詞が用いられている文章を抽出し、使われている会話動詞によって文を静か・中立・うるさいの3種…

Style at the Scale of the Sentence

再びStanford Literary Labのパンフレット5の紹介です。 テクスト分析において最頻語による分析がよく行われるが、それはテクストにこういう語が入っているというだけで、あまり文体分析らしくないとも言える。そこで、一文単位の文構造を分析してみようとい…

A Quantitative Literary History of 2,958 Nineteenth-Century British Novels: The Semantic Cohort Method

今日は同じくStanford Literary Labのパンフレット4 A Quantitative Literary History of 2,958 Nineteenth-Century British Novels: The Semantic Cohort Methodを紹介する。 この論文は、1785-1900年のイギリス小説変化を3000近い作品のデータを用いて分析…

Quantitative Formalism: an Experiment

このブログでは、デジタル技術を用いたテクスト分析などについて書いていこうと思います。 まずは英語の論文紹介をしていきます。 Stanford Literary Lab ( https://litlab.stanford.edu/ )は優れたテクスト分析の論文を多く自サイトで公開している。 今回は…